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共鳴

ピアノ調律
04 /18 2016
こんばんは。

ピアノに雑音はつきものです。

あれだけ音量も大きいし周波数の幅も大きいですから必然です。

よく、この音を弾くとビーンと響くとか、ジリジリいうとか、これはなんなのかと聞かれます。
共振というものです。

簡単にいうと、音の振動で他のものを振動させてしまうという現象です。
詳しく知りたい方は、「共振」でネット検索してみてください。

ピアノの不具合や故障ではありませんのでご安心下さいね。

特に小さい部屋で壁がコンクリートだったりするとよくおきるように感じます。

部屋のサイズにピアノのサイズを合わせるということも大事です。


先日、調律中に派手に共振(共鳴)がおこっていたので、原因を探しました。
真ん中のドの一つ上のドの音を弾くと、ジリーッジリーッと派手に雑音が鳴っています。
何かが共鳴しています。

これだけなっていれば原因はすぐ見つかると思っていましたが、少し苦戦してしまいました。

見つけた時は、お前かっ!って思いました。

これ↓


わかりますか?

鍵穴の中にネジが入ってしまっていて、それが振動する音でした。

子供が遊びで入れたのかな。

除去したらピタッと雑音がおさまりました。

一件落着です。

共鳴は探すのが大変で、調律時よりも耳を使います。










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象牙

ピアノ調律
04 /11 2016
こんばんは。

鍵盤の上の方に、◯象と印が押してあります。




どういう意味でしょうか?想像がつきますか?

◯犬で◯猫でもなく◯象です。

そう、答えは象牙の鍵盤です。

象牙の鍵盤は高級機種や、フルコンサート(コンサートで使われる一番大きいピアノ)によく使われています。

手の汗をよく吸ってサラサラな触り心地、私は象牙の鍵盤が大好きです。

しかし、現在はワシントン条約の関係で輸入も輸出もNGなのです。
よって今はストックでどうにかしているようですね。

印鑑とかでも象牙はよく使われますよね。
最近は人口象牙の印鑑もあるようですが、ピアノも同じで、ヤマハが人口象牙(ニューアイボリー)の鍵盤を開発しています。日本人はこういうところがすごいなと思います。

高級機種にはこのニューアイボリーが使われています。

初期のニューアイボリーはいまひとつでしたが、今は大丈夫なようです。


あと、10年20年経てば今より象牙の鍵盤はぐっと減ってしまうのでしょう。

新人調律師から、えっ!?先輩象牙の鍵盤見たことあるんですか!?って言われる日がいつかくるのかなぁ?

そもそも象が減ってきてるから捕獲禁止になるわけなのです。

少しでもいい、出来ることから始めましょう。
エコ活動!

象牙鍵盤のためにではないですよ。未来の子供たちのために!

象を見たことないって寂しいじゃないですか。
私はマンモスが見たかった。ティラノサウルスが見たかった。
まぁ、いたら大変なんですけどね。


絶滅しそうな動物は、トラ系やパンダ、ウミガメ、クマ、ゴリラ、ジュゴン、ヤンバルクイナ
思いつくだけでもたくさんいます。調べたらもっともっといることでしょう。

けれども今現在はヤンバルクイナ以外は動物園で普通に見ることのできる動物たちです。

未来はもっと険しいことになるでしょう。

明日から出来ること、やりましょう。

省エネです。エコバッグ持つとかそんなことでいいと思うのです。

少し少しをみんなで重ねていけば、だいぶ違うと思うのです。






修理

ピアノ調律
04 /05 2016
こんばんは。

誰が使っていたかわからないピアノですが、修理をすることになりました。
鍵盤を鍵盤ピンにさすところに、クロスが貼られています。

よく弾く場合には、どんどん磨耗が進みます。
磨耗すると鍵盤が横にカタカタ、ブレます。

そうしますと弾きにくいですし、ブレることで他の部品も痛めますので、修理が必要になります。

磨耗していない鍵盤を抜いてみました。
以前のユーザーがあまり弾いていない部分は高音側、低音側の1オクターブ強、次高音の黒鍵でした。
この部分は他の鍵盤に比べ、あまり使用されていないということです。
つまり、初級〜中級くらいの人が使っていたのかなと思います。



また、大量のシールが、鍵盤の下に落ちていたため、小学生か中学生の女の子が弾いていたのかなと思いました。
レッスンに通っていたけど、段々シャープとフラットが多くなってきて黒鍵を使うところで、黒鍵に負けて
やめてしまったのかなと勝手に想像して少し寂しい気持ちになりました。

しかし、真実はわからないもので、もしかしたらランクアップでもっといいグランドに買い替えたかもしれないですよね。

ピアノには、弾いている方のレベル、環境、一部のクセまでもが証拠として刻まれているので、とてもおもしろいのです。

tuner

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