ピアノと管楽器の音程の変化

ピアノ調律
09 /30 2007
つい先日まで残暑が厳しかったのに、昨日からは急に冷え込んで暖房がないと寒いくらいです。
ピアノは金属の弦が振動して音が出ますので、温度が低いと音程は高くなって、逆に温度が高いと弦が伸びますので音程は低くなります。
よく猛暑の時に電車のレールが歪むといったことを聞くことがありますが、同じことです。
寒い部屋で調律を始めて、暖房を入れるなどして徐々に室温が上がると、調律中に音程が変わってきますので、おかしな調律に仕上がってしまう事もあります。
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逆に管楽器は寒いと音程が高く、しばらく吹いて管体が温まると音程が下がります。木管でも金管でも同じです。
管楽器は管の中に吹き込まれる息の速さが温度によって変化します。温度が低いと息の速さが遅く、温度が高いと早くなります。その為遅い時は音程が下がるという事になります。
ちょっと難しい説明ですみません。
管楽器の奏者は自分で正しい音程をつくらなければなりませんので、音の変化には敏感だと思います。
ピアノは調律をしなければ音程は変えることができませんので、ピアノの伴奏が入る時は他の楽器がピアノの音程に合わせるということが一般的です。
そういったこともピアノが「楽器の王様」といわれる所以のひとつかも知れません。
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管楽器の防音事情

ピアノ調律
09 /28 2007
「マンションにお住まいでピアノを練習始めると上の階からドンドン床をけられるので弾くことができなくなった・・」というような事情でピアノのサイレントユニットを取付依頼を頂くことがありましたが、音を出す楽器である以上、ご近所への配慮も必要ですので仕方のないことなのでしょう。
これは他の楽器でも同じ事で私が吹くサックスもピアノ以上の音量が出ます。私の家は幸い田舎なので下手な演奏を大音量で吹いています。
トランペットなどの金管楽器は構造上、音がベルから出ますので、サイレントシステムがだいぶ昔から市販されていました。
主要な商品ですとヤマハサイレントブラスシリーズです。
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ベルにミュートをかぶせると生音はほとんど消えて、かわりにヘッドフォンで音を聞く構造です。

サックスはといいますと、木管楽器は菅体全体で音が鳴りますので、ベルを塞ぐだけではほとんど音が消えません。
分厚い布団にもぐってでも吹かないと音漏れは防げませんでしたが最近サックス用のサイレント装置が市販されるようになりました。

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BEST BRASS社の「e-sax」という商品で、完全に楽器を包み込んでマウスピースのみ外に出るような形です。ケースの中で鳴っている音は内蔵のマイクで拾って、やはりヘッドフォンで聴くといった構造のようです。
試して見たいような、そうでもないような・・吹きにくそうですよね。慣れれば平気なのでしょうか。
ピアノにしてもサックスにしてもこのような装置を使わないで私のように近所に気兼ね無く(近所の迷惑を顧みず?)練習できる事がなにより恵まれていると思います。

塗装修理

ピアノ調律
09 /27 2007
調律とは全く異なる技術の塗装修理。
大切に使っているピアノもちょっとした不注意などで傷を付けてしまうこともあります。
そのような時はがっかりせず、調律師さんに相談してみてください。綺麗に直せる調律師さんもたくさんいます。
私はといいますと・・まだまだ未熟でして、修行が必要な分野です。
黒の塗装のピアノは比較的簡単ですが、木目のピアノの場合は色を作って出来る限り塗装の痕が分からないように仕上げなければなりません。
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ダンパーフェルト張替え

ピアノ調律
09 /26 2007
ここ数日、アップライトピアノの修理や調整をしています。
アップライトピアノのダンパーフェルト(弦を押さえて音の響を止める役割の部品)はピアノが縦型という構造の為スプリングの力で弦に押し当てています。
経年劣化で硬化してきて雑音がでたり、止音不良になることもあります。
今日はそのフェルトの張替えをしました。
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↑古いフェルトを剥がしていきます。

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↑長いフェルトを均等の大きさに裁断します。

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↑貼り付けていきます。
フェルトの形状は高音~中音~低音と異なって三種類あります。

サイレントアンサンブルグランドの調整

ピアノ調律
09 /23 2007
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サイレントやサイレントアンサンブル機能の搭載されたグランドピアノには、このような機器がアクションに取り付けられていますので、アクションの調整には色々注意が必要です。

アクションを取り出す為に外装を外しますがこちらのようにコントロールユニットを一度外さないとならない場合もあります。

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アクションをピアノ本体から引き出す時は右側のコネクターを必ず外します。これに気が付かないで引き出すと大変なことになってしまいます。
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グランドピアノ

ピアノ調律
09 /15 2007
画像はヤマハピアノ製造のグランドピアノ エテルナEG430Bです。ここのところコンパクトサイズのグランドピアノが数台入荷しました。ヤマハのG2 C2 ディアパソン170などなど。
一般のご家庭ですと奥行き180cm程度のグランドピアノが主流ですが、もう少し小型のピアノというのも人気があります。
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管楽器

ピアノ調律
09 /13 2007
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トランペットのクリーニングで本体を分解して洗います。洗うというのは本当にお湯につけて洗います。
ピアノでは絶対こういう作業はありませんね。木管楽器も管体を水につけることはありません。
トランペット吹きの知人がいうには「一緒おフロに入るよ~」だそうです。
※ピストンのクッションフェルトなど一部水につけられない部品もあります。

調律

ピアノ調律
09 /09 2007
今日は神奈川県の相模原市と東京都町田市の2件調律に伺いました。
普段は、このあたりですと電車を利用して伺うのですが、今日は作業に使う道具が多かったので車ででかけました。
車ですとだいぶ遠さを感じます。片道3時間・・
日曜日の朝は道がすいていて助かります。平日は渋滞が酷いので出来る限り電車で移動するようにしています。

ピアノの移動と調律

ピアノ調律
09 /08 2007
ピアノの室内での移動と調律を一緒にお願いしたいという依頼があり、今日印西市まで行きました。
室内の移動だけでも専門のピアノ運送業者に手配すると¥10,000前後かかってしまいますので、条件さえ揃えば調律の作業前に自分で移動します。
その条件とは・・
①床がフローリングで段差がない事
②男性の方、最低一名お手伝いいただける事
③万が一床に傷が付いても許してください!

これくらいです。
前もって準備するものは、滑り止めの手袋二人分とピアノの下に敷く毛布、移動距離が長い場合には、ピアノを転がす為のビール瓶かそれくらいのサイズの丸太。

今日はヤマハのU1サイズのピアノでしたので比較的楽でした。
移動前に少しでも軽くする為に外装を外してアクションを外します。
お客様のご主人が手を貸していただきましたが、それでも持ち上げて運ぶという事はできませんのでなるべく上に持ち上げる気持ちで床を滑らせるといった感じです。
何とか移動できて床にも傷は残りませんでした。
しかしながら自分の腕力にはダメージが残り、しばらくプルプルしていて、その後の調律に影響があったかも?しれません。

台風一過

ピアノ調律
09 /07 2007
昨夜の台風は凄かったですね。夜中に外で雨風の音とは違う「ドカン!」とう音が聞こえて怖かったのですが、寝ぼけていたのでそのまま寝てしまいました。
朝もまだ雨風が強く、窓から庭を見てみると、外においてある大き目のゴミ箱が庭の反対側まで飛ばされていました。
そしてふと駐車場を見て驚愕です!スチール製の物置が倒れて、車にぶつかっているではありませんか。昨日の「ドカン!」はこれだったのか・・。自然の凄さを知らされる台風でした。

台風関東上陸

ピアノ調律
09 /06 2007
台風9号が関東地方に上陸したみたいです。外は暴風雨です。
3歳の娘が「カミナリすごいね~」と言っていますが、カミナリなんて鳴っていません。雨風の音です。
今日は一日都内で調律がありました。電車と徒歩での移動だったので、台風の影響が心配でしたが、夕方までは比較的雨も少なかったので何とか無事に仕事が終わりました。
明日の午前中がまた心配です。。
そうしたらなんと午前中予定をしているお客様から明日の天候次第では延期でも良いですよ。とご連絡を頂きました。ありがたいお言葉にとても感謝しております。
お客様としてもずぶ濡れの調律師がやってきても困りますよね。

ボールドウィンの調整

ピアノ調律
09 /05 2007
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ドロップアクションタイプのボールドウィンスピネットピアノの出荷前の調律、調整などを行いました。
背の高さが90センチ程度とピアノとしてはとても背の低いピアノです。アクションのハンマー部分が鍵盤の位置とほぼ同じ高さなので通常のアップライトピアノと構造が異なります。
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このように鍵盤の奥にアクションを引き上げる部品が取り付けてあります。鍵盤調整や、鍵盤下の掃除などの作業が手間がかかります。
ドロップアクションの鍵盤は反応が良く、指に吸い付くような弾きやすさが特徴です。調整や調律はとても難しいので調律師泣かせのピアノだと思います。
調律のスタイルはこんな感じです。チューニングピンの位置も低いので立って調律するのは腰に負担がかかりますので座っての作業が効率的です。↓

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子育てについて

ピアノ調律
09 /04 2007
昼間仕事中携帯に妻から電話がかかってきました。
娘が熱を出して幼稚園を早退してきたということでした。だいぶ高熱なので病院に連れて行きたいがどうしたらよいか・・という電話だったのですが。
さて、どうしたらよいかと悩みました。すぐに帰ってあげたいが、仕事も途中なのでそういうわけには行きません。
幸い、今日は調律の仕事ではなく、納品を控えているピアノの調整でしたのでお客様にご迷惑をお掛けすることは無かったのですが、決まったスケジュールがあったので中断すれば明日以降の予定に響きます。
それでもやはり子供の事が心配でしたのでスケジュールを組みなおして、早めに帰宅しました。

今、寝付いたのでブログを書いています。熱を出した娘はハアハア苦しそうですが、まだ寝そうに無い弟は布団の上でゴロゴロ転がっています。
育児は大変な仕事です。

明日は千葉方面で調律の仕事が入っています。
台風が近づいているという事で天候が心配ですが、何事も無く予定通りの仕事が出来ればと思います。

ピアノ発表会の調律

ピアノ調律
09 /02 2007
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つくば市の文化会館「アルスホール」でピアノの発表会がありまして、その為の調律に行きました。
発表会やコンサートなどの調律は調律の時間が限られていることが多いのであらかじめ主催者の方に調律の作業ができる時間を伺います。それからピアノのコンディションをみて作業内容を考えます。
今日は十分に時間をいただけたので調律と簡単な調整も行うことができました。
ピアノはヤマハのCFⅢというコンサートグランドです。この大きさになると音が聴きやすく小さなピアノに比べて調律がし易くなります。弦の長さが十分にあるため、おかしな倍音が少なくなり、きれいな音が発音するためです。逆を言えばちょっとした狂いでも聴衆の方にも判断できるようになるので調律の作業は気が抜けず、緊張します。
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昨年も調律したピアノでしたので特に問題なく作業は終わりました。
ピアノの先生も満足頂き、午前中の仕事は終わりです。
発表会では調律の後も立ち会って発表会のお手伝いをすることが多いですが、今回は調律だけでした。
午後からは埼玉の三郷のほうで仕事がありましたので土浦ICから常磐道でいどうです。
夏休みが終わったばかりの日曜日ということもあって道路はどこも空いていて助かりました。気候がだいぶ涼しくなってきたのもありがたいですね。

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